問題となったことが1つ、

先進的窓リノベ事業のことをお知りになった時期が、

その事業の終了後であったことでした。

そのため、

2024年度も先進的窓リノベ事業が行われるのか

補助額がどのくらい出るのか

という点が、最後までお客様の中で引っかかっていらっしゃいました。

結果として、

先進的窓リノベ事業2024は4/1より開始されます。

また、4月を迎えていない現在行った施工も補助の対象となります。

この事業は、2023年度のシステムをほぼ同一に引き継いでおり、

その補助額を決定する方式も同様です。

上記の2つが補助額を決定する要となってきます。

もちろん、

その他にも細かな条件や要綱はありますが、

補助額が左右されるのは、主に上の2点です。

この窓の大きさに関しては、

既設開口部に左右されますので、各ご家庭の設置されたい窓次第となります。

窓サッシの種類に関しては、

主に、上記の3種類での選択となります。

よく皆様仰られるのは、一般複層ガラスにした方がLowEガラスをいれるより安い

のではないか、ということです。

たしかい単純に施工費用だけで考えますと、

一般複層ガラスの方がLowEガラスよりはるかに安価です。

しかし、

一般複層ガラスをご選択されると次のようなデメリットがあります。

そしてさらには、

一般複層ガラスを設置するよりも

補助金が充当された『LowEガラス ガス入り』の方が、

多くの場合は安くなる

ということです。

※開口部状況や施工業者様によっては多少LowEガラス ガス入りの方が高くなる場合もございます。

つまり、一般複層ガラスを選択されると

断熱性能が低い窓サッシを

LowEガラス ガス入りより高い費用で設置した

という様な逆転現象になりかねないのです。

こうした理由により、

イトウ住建では基本的に、

先進的窓リノベ事業のS区分の補助金が充当されるよう提案しております。

もちろん、お客様の状況次第では、

一般複層ガラスを選ばざるを得ないご事情などもある場合もございますので、

その選択が間違いということはありません。

そのため、もしご事情が許せば、

LowEガラス ガス入りを設置されることをご検討ください。

まず初めに、設置個所の周囲にものが置かれていないかを確認いたします。

窓枠や、その周囲の棚に飾りや置物を置かれていらっしゃる方も多いかと思いますが、

施工中に万が一に接触し破損してしまう可能性がなくはありません。

思い出の品や貴重な品がありましたら、

事前に場所をご移動いただくようお願いいたします。

周囲の安全が確認できましたら、

さっそく内窓設置に入ります。

今回の施工箇所はカーテンレールが接触する窓が多く、

施工の障害とならないように外します。

次に内窓用のレール枠を取り付けますが、

このレール枠を設置するには、幅7cmの下地が必要になります。

今回は、ほぼ全ての窓枠に7cmの余幅がありませんでしたので、

ふかし枠を設置します。

このふかし枠は、今回の様に下地の余幅が足りない際に

それを補うアルミ製の延長下地です。

窓枠の4方にこのふかし枠を取付、カバーをかけることで、

レール枠を取り付ける地盤を整えます。

地盤が整ったらレール枠を左右上下と順に設置いたします。

このレール枠も、外窓からの並行性を測りながら設置いたします。

この時に並行性がとれていないと、

窓の開閉に重さを感じたり、枠を閉じたときに隙間ができるといった

減少に繋がりますため、慎重に設置いたします。

レール枠が設置出来たら、

窓サッシを実際に取り付けます。

この際に、窓サッシをレール枠に乗せて実際に開閉を繰り返します。

また、窓サッシの高さを調整する確認を行います。

そうすることで、スムーズな稼働ができているか、

窓が重すぎたり、上下の枠に収まらずに外れそうになってないか、

窓を閉め切った時に、レール枠との間に隙間がないか、

などといった不具合がないかを入念に確認いたします。

上記の様な問題がないことを確認したら、

最後にクレセント（窓の鍵）のかかりを確認いたします。

窓サッシの高さなどを変える為、このクレセントのかかりも具合が変わるのです。

実際に鍵を開け閉めして、

クレセントが突っかかったり、収まらなかったりしないよう、

スムーズに動く位置に調整いたしまして、完成です。

▼下記施工窓抜粋

１．1階南居間　縁側　2枚建引違い　掃出し窓 □Before ■After

２．1階西居間　2枚建引違い　掃出し窓 □Before ■After

３．1階西居間　2枚建引違い　腰高窓 □Before ■After

４．2階東居間　左右＝FIX窓　、　中央＝内開き窓 □Before ■After

先進的窓リノベ事業2024

が始まります。

昨年度、内窓を設置出来なかった方や、

内窓のことをご存じなかった方には、ぜひともご利用頂きたい補助事業です。

しかし、その一方で

問題となっていた『申請システム』は変わっておりません。

ご依頼から施工までに時間がかかりすぎ、

その間、事業予算が尽きないか神頼みをする状況に変わりはないのです。

こうした状況を回避するためには、

一早く内窓・外窓設置のご契約をして手配を済ませておくことしかありません。

本日現在でのご契約、施工も対象です。

家の中の冬の寒さや夏の暑さにお悩みの方は、

お早めにイトウ住建へと、ご相談くださいませ。