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 まずは既存の波板を取り外します。 
通常波板は、そのフレームに波板フックや波板ビスという固定具で 
固定されているのですが、 
  
経年と雨風にさらされた為に錆びついて、 
時にはねじ切らなければならないほど動かない部分もありました。 
  
塩ビ波板は、全体的に黄色く変色し柔軟性が失われており、 
外していく際もバリバリと壊れてしまう始末です。 
  
周囲に破片をまき散らさないよう、 
注意を払って取り外します。 
  
 
  
新しい波板を設置する前にフレームを補修します。 
  
数年前にあった大雪で、アルミフレームが一部大きく歪んでしまっており、 
波板を新たに設置できない状況でした。 
  
汎用材として用意したアルミフレームを適当な長さに切り、 
ビスで本体フレームに取り付けていきます。 
  
フレームが横から見てきれいに揃えば準備完了。 
  
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新しい波板の設置に入ります。 
  
波板の基本的な幅は 655mm ですが、 
雨水の浸水や、枯葉などが舞い込まない様に部分的に重ねて設置します。 
  
その重ね幅は、おおよそ 2.5山、約79mm。 
つまり波板の有効幅は576mmという計算です。 
  
今回は直線で幅7900mm×高さ1260mmの壁に対し 
ポリカ波板を14枚設置いたしました。 
  
端部の少し余る部分は、波板を折り返してフレームに固定します。 
  
こうすることで、波板が風などでバタバタしないように設置するのです。 
  
  
屋根部分も同様に、異物が挟み込まない様に2.5山ずつ重ねて設置し、 
波板ビスでしっかりと固定します。 
  
屋根の上には換気口もありましたので、 
こちらも波板を使って庇(ひさし)を作成して、完成です! 
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