イトウ住建のエクステリア施工実績

松本市｜外構リフォーム～寒冷地での部材選択から立案～

2023-01-29

before

after

松本市　岡田　にて外構リフォームのご依頼を頂きました。

ご依頼内容）

◇　玄関ポーチステップの乱形自然石が劣化してきて、普段の登り下りに支障をきたしている。

現地状況確認して）

・　敷地は分譲地内「東側道路」に面していて車通りは少ない。

・　建物はお引渡し後「約２３年」経過。

・　ご依頼の通り階段部分の乱形自然石が所々「剥がれ」が出ている。

・　立水栓が建物東側角に位置している。

◇　ご要望事項を整理して

・　玄関ポーチステップ部分改修はあまりデザインを変えない方向で。

・　玄関ポーチ改修と同時に駐車場を綺麗にしたい。

◇　玄関ポーチ改修に於ける部材選びから立案について

雰囲気のあるステップは施主様お気に入りであまりデザインを変えて欲しくないご希望と、

同時に当時丁寧な施工をした職人さんに敬意を込めて改修を進めさせて頂きました。

今回のステップ部分「剥がれ」の真の原因は、蹴上げ部分を「小端積み」としていることです。

デザイン的には違う規格が取合わない「シンプル」で好感が持てる納めです。

ただ、板石といっても厚さが「１２～４０mm」と不揃いで、ステップの鼻先部分が薄い側になると欠けやすくなります。

今回はこの点の改善案と板石の仕様の見直し含めて、２点を変更案としてご提案させて頂きました。

①　小端積み～ピンコロ石小端立に変更

文章では説明がしずらいので画像で・・

②　乱形自然石（石灰石）～石英石へ変更

より凍結融解に対して耐久性のある石英石を採用しました。

今回の改修目的は出来るだけ「オリジナル」を残しつつ、より耐久性を上げる「納まりと部材選び」の検討を行いました。

松本は「寒冷地」の為、厳寒時における・凍み上がり及び「部材凍結融解」の予防対策が重要です。

よって、「立案に向けて耐久性素材からアプローチ」することが望ましいかと思います。