本日、松本市波田のお客様から、ボイラー（石油給湯器）の交換依頼をいただきました。

もちろんお客様と私共、双方のタイミングにもよりますが、ご依頼を頂戴した当日に状況をお伺いすることができました。

お客様のボイラーは19年ご愛好されてきたもので、これまでも多少の不具合があっても、修理や点検を重ね、本日まで稼働してくることができたご様子です。

とはいえ、最近になって多くの不具合が出てきた為、新しいボイラーへの交換をお考えになられたとのことでした。

当初は、このボイラーの修理を行うために、私共の他にもいくつかの業者様に依頼を出されたとのことでしたが、さすがに19年前の機種を修理する部品は、既に市場には出まわっておりません。

他の業者様には「修理不可能」と伝えられてしまい、ほとほと困っていらっしゃいました。

そんな折に、私共イトウ住建の折り込みチラシ（2021.11発行）をご覧になり、お問い合わせをいただき、大至急ご自宅にお伺いし状況の確認いたしました。

お客様が体験されてきた不具合は次のような症状です。

これらの症状がありつつも、何とかこのボイラーと付き合ってこられたとのことでした。

しかし、以前と比較するまでもなく、お湯にするまでに“どばどば”と形容できるほどに水を流さないとお湯にならず、せっかくお湯になってもぬるかったり、すぐに水に戻ってしまったり、と問題が多発していたとのこと。

「水道光熱費がとてもかかってしまう。」

「お湯にならないのでストレスも非常にかかってしまう。」

と不安が大きくのしかかっていらっしゃいました。

ご依頼をいただいた日から1週間で施工に取り掛かることが出来ました。

作業自体は他の給湯器と変わりはありません。

大きな問題もなくセッティングも完了いたしました。

無事に交換できたことを確認したお客様が、安らいだお顔をされたとき、

安心を取り戻すお手伝いを、お気持ち的にも経済的にもできたのだと、私たちもうれしい思いでした。

1．ボイラーを外します。

・ドレインします。（貯水されている水を抜きます。）

・水、お湯、循環の配管、オイルタンクの被覆銅管を外します。

2．新しいボイラーを設置します。

・今回はもともとの足場を設置します。

3．各配管を設置します。

・水、お湯、循環の配管を接続します。

※利用できるものは再利用しますが、古いボイラーと規格が違うので設置位置にも微細な違いがあります。必要な場所は、フレキ（アルミ配管）を用いて新しく配管を作成します。

・オイルタンクの被覆銅管を接続します。

※このオイルタンクは交換対象ではないので、以前からご使用のものをそのまま使用します。

今回の施工に於いて、この銅管だけは少し特別でした。

現在一般に使用されているのは、外径サイズが8mmの被覆銅管です。　ただし、少し前まで6mmのものがよく使用されていました。　その為、長く使用されたボイラーであればあるほど、現在の規格の給湯器に使用されている備品が異なってまいります。

今回は、新しい給湯器の銅管取付口が８mm、以前から使用されているオイルタンクの銅管取付口が６mmになるので、オイルタンク側に、8mmを接続できる銅管変換アダプターを仲介して接続しました。

4．リモコンの設置

・お勝手周りとお風呂のリモコンを取替ます。

配線を傷つけないように、慎重に作業します。

お風呂側のリモコンには、中に湿気が入らない様に、最後にシリコンでリモコン周りをコーティングします。

5．試運転します。

・注水して、試運転を開始します。

うまく、火が焚けました。お湯が出るのも1～2秒。交換前までの、「“じゃぶじゃぶ”水を流してやっとお湯になっていた」という状況とは雲泥の差です。

今回の取替工事で

お客様のご不安を解消することができました。

また、施工前と施工後を比べていただくと一目瞭然ですが、

施工前の水道管がボイラーの上部に大きく突き出て設置されており、少し見た目が悪かったのですが、

全ての配管を必要最低限のコンパクトな形に収めることが出来ました。

周囲にお住いの方々からみても、スマートな見た目にすることができました。

皆様も、ご家庭のお湯の出具合にご不安やちょっとした疑問が浮かび上がりましたら、

お気軽にお声がけください。