松本市で行った耐震補強工事の様子をご紹介します

市の無料耐震診断で耐震評点が0.57とでて、心配になったとのことでご依頼いただきました

今耐震工事は補助金が手厚く、今回の工事で

長野県から補助金　1,000,000円

松本市から　400,000円

さらに長野県住宅耐震化緊急加速事業補助金で　500,000円の

合計1,900,000円補助を受けてています

工事費用が3,150,000円だったので半分以上の補助が出た計算になります

また、耐震工事とは別に内窓取り付けも行っていて、こちらの工事費が990,000円

先進的窓リノベの補助金で440,000円出ています

こちらも半分弱の補助を受けています

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今回の工事は、2間（約360㎝）の開口を左右90㎝ずつ壁にして開口を1間（約180㎝）に小さくする工事

広縁の東西にあった押し入れに耐震金物と耐震壁で補強する工事

同じく2階の廊下にあった押し入れの補強工事

瓦屋根から金属屋根に葺き替える工事を行っています

市の無料耐震診断で0.57（倒壊する可能性が高い）という評点でしたが、今回の工事で1.0（一応倒壊しない）まで上がっています

この記事では開口部の縮小工事と1階広縁西側の押し入れに耐震壁を設けた工事をご紹介します

屋根工事は別の記事でご紹介しています。下にリンクを貼っておきますのでそちらでご覧ください

同じお家の耐震屋根工事

セメント瓦から金属屋根に葺き替えることで3.5ｔあった屋根材が900㎏まで軽くなりました

【松本市　耐震屋根工事：72㎡の下屋根をセメント瓦から金属屋根へ葺き替えて軽量化】はコチラ＞＞

まず開口部の改修工事です

2間（約360㎝）の開口を左右90㎝ずつと上部の欄間部分を壁にして開口部を縮小します

室内側は12㎜厚の構造用合板で壁を作って補強しています

仕上げはクロス貼りです

外側は内張りに透湿防水シートを貼って防水し、金属サイディングで仕上げます

既存の外壁はモルタルだったので周りの外壁と質感は若干違ってきますが、色は近似色を使っています

ワンポイントのアクセントになってかえってよかったとお施主様もおっしゃっていました

縮小工事をした窓は合計5間（約900㎝）の長い広縁の掃き出し窓でした

そのうちの2間分の窓を工事しましたが、縮小工事をしなかった3間分の窓には内窓を取り付けています

耐震工事とは別工事になりますが、こちらも補助金が出るのでお得です

990,000円の工事でしたが440,000円と半分近くの補助を受けています

次に押し入れ内部の壁を補強します

今回は窓工事をした広縁の東西両川に押入れがあり、その壁と、同じく2階の廊下にある押し入れの3か所を補強しました

工事内容は3か所同じなので、代表して広縁の西側にあった押し入れの補強工事をご紹介します

冒頭の図面のＡの部分です

まずは押し入れ内部を解体して構造体を露出します

追加の柱を入れて補強し、柱と土台はホールダウン金物という耐震金物で連結します

ホールダウン金物とは、地震等によって柱に水平に力がかかったときに、柱が浮き上がろうとするのを防止するために取り付けられる金具です

柱上部も柱と梁を耐震金物で連結して柱と梁が分離しないように補強します

グラスウールで断熱して、耐震壁のダイケンのカベ大将で壁を作ります

最小限の解体で施工することができる、3枚の耐震パネルをビスで止める耐震壁です

解体が最小限で済むのでその分ローコストで工事できます

こちらもクロスを貼って仕上げます

見えない部分の柱や土台、梁の構造体ほ補強して、耐震壁を取り付けるだけなので、押し入れは今まで通りお使いいただけます

外壁のモルタルに何か所かクラックが入っていました

構造体には影響がないクラックでしたがハンドスムーサーという道具でエポキシ樹脂を注入して補修しておきました

広縁にある窓の改修と押し入れの補強だったので、今などの居室には影響がありません

職人も広縁から出入りできるので、こちらも居室には影響ありません

工事をしているということを除けば普段通りの生活をしていただきながら工事できます

耐震工事というと大掛かりな工事をイメージするかもしれませんが、弊社ではなるべく押し入れやクローゼットといった普段見えない部分を補強するのでご安心ください

耐震に興味がある方、耐震性に不安のある方、一度イトウ住建までご相談ください

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