🔧 工事の概要とご要望

今回の現場は茅野市。
既存はタイル貼りのお風呂で、脱衣所との段差が約10cm以上ありました。
歩行が不安定になると、ちょっとした段差でも転倒リスクにつながります。
さらに、タイル風呂は冬場にとても冷え込みやすく、入浴時の「ヒートショック」対策の観点でも改善が必要でした。

新しく設置したのは Panasonic FZシリーズ（1618サイズ）。
浴槽の跨ぎが低め、手すり追加が可能、床が冷えにくい仕様で、介護目線でも安心して使いやすいお風呂です。

✉お問合せ・ご相談はこちらをclick♪

\\LINEからもお問合せいただけます//

🚶‍♀️脱衣所と浴室の10cm段差

タイル風呂の入口には約10cmほどの段差がありました。
元気な時は気にならない段差でも、介護が必要な状態では大きな負担となり、転倒の危険も高まります。
ユニットバスへ変更することで、この段差はフラットに。
つまずきにくい、やさしい浴室動線になります。

🚪内開きドアは介助がしにくい構造

既存の浴室ドアは 浴室側へ内開き。
介助の動きが制限されるほか、緊急時に中から倒れ込んでしまうと 外から開けにくい という問題があります。

今回は 引き戸へ交換。
・開口部が広がる
・介助がしやすい
・緊急時にも安全
という大きなメリットが生まれます。

🌧ふかふかした脱衣所床 → 木材腐食

床を開口すると、内部の木材は腐食が進んだ状態でした。
タイル風呂は湿気がこもりやすく、壁内や床下の腐食・シロアリ被害が起こりやすい環境にあります。
新しい木材で下地を組み直し、強度と安心を回復します。

📄図面・工程表・感染症対策の掲示

🔨既存のタイル浴室を解体

タイル・モルタル・下地の石（グリ）と、浴室床は何層にもなっているため解体は力仕事です。
今回は 2tトラックいっぱいの廃材 が出ました。

🪵土台木材の腐食

タイル・モルタルを撤去すると、浴室まわりの土台木材がボロボロに崩れる状態でした。
タイル風呂は構造的に水分が外へ逃げにくいため、湿気がこもりやすく、長年かけて木材が腐ってしまうことが多いです。
このままでは新しいユニットバスを支えられないため、しっかりと補修が必要です。

🪵🐜窓枠に見られたシロアリ被害

窓まわりの木材には シロアリの通り道（蟻道） がはっきり残っていました。
シロアリは湿った木材を好むため、タイル風呂の土台腐食と同時に発生するケースが多いです。
木材はスカスカになり、強度は大幅に低下してしまいます。

🔧腐食部・シロアリ被害部の入れ替え補強

腐食した柱・土台部分を 新しい木材へ交換し、補強 を行いました。
劣化箇所を見逃してしまうと、後々の建物強度に大きな悪影響が出てしまうため、
この工程は お風呂のリフォームで最も重要なポイント です。

🚪不要となった出入口の封鎖工事

脱衣所から外へ出られる扉は、お施主様より
「もう使っていないので撤去したい」とのご希望がありました。
そこで 扉を撤去 → 壁下地を新設 → 外壁へつなげる処理 を行い、
室内・外観とも自然に見えるよう仕上げました。

🧱防蟻処理

今回交換した木材だけでなく、既存で残した木材へも防蟻剤を丁寧に塗布 しました。
「見えない場所こそ丁寧に」— 長く安心して暮らせるための大切な工程です。

🧱コンクリート土間打ち

ユニットバスは 自立する箱型構造。
しっかり安定させるために、ワイヤーメッシュで補強した上にコンクリートを打設します。

❄断熱対策①断熱材「グラスウール」施工

グラスウールは 空気を含んだふわふわの繊維断熱材。
室外から伝わる冷気を抑え、浴室内のあたたかさを保ちます。

❄🔥断熱対策②「遮熱シート サーモバリア」

サーモバリアは、純度99.9％のアルミで反射させる遮熱材です。
断熱材（グラスウール）は“触れて伝わる熱（伝導熱）”や“空気が移動する熱（対流熱）”を防ぎますが、
実は家の中の 熱の75％は “輻射熱（赤外線による熱）” で移動しています。

🟡 断熱材 → 伝導熱・対流熱を抑える
🔵 遮熱材 → 輻射熱を反射して逃がさない

2つを組み合わせることで、
冬はあたたかさが逃げにくく、夏は熱がこもりにくい浴室環境になります。
茅野市のような寒暖差の大きな地域では、とても効果的な工法です。

🛁新しいユニットバス（Panasonic FZ 1618）の組み立て

Panasonic FZシリーズは、
・冷たさを感じにくい床
・またぎやすい浴槽
・壁が掃除しやすい仕様
・手すり設置に対応
と、介護にも日常使いにもやさしい設計が特徴です。

🚪内開きドアから引き戸へ交換

引き戸は 開口幅を最大限使えるため、介助動線がとてもスムーズ。
浴室前のスペースが狭い場合でも使いやすくなります。
また、緊急時には外から安全にアクセスできるため、安心面でもメリットがあります

🧱外壁補修仕上げ

補修後、モルタルを塗り、乾燥後に既存外壁になじむよう塗装します。
「どこを直したのかわからない自然な仕上がり」を目指して施工しています。

🔥石油給湯器の交換（ノーリツ 4万キロ フルオート）

フルオートタイプは
・設定量で湯はり自動停止
・お湯が減ったら自動足し湯
・温度が下がったら自動追い焚き
と、入浴中の手間がぐっと減る便利な機能が標準で備わっています。

✨工事完了・試運転・清掃

最後は動作チェックと清掃を丁寧に行い、工事完了です。
お客様にも浴槽の高さや手すり位置を確認していただき、
「これなら安心して使えます」とのお声をいただきました。

【まとめ】

今回のリフォームでは、
・段差の解消
・介助しやすい引き戸
・断熱＋遮熱による暖かい浴室
・腐食・シロアリ被害の根本補修
など、長く安心して使っていただけるお風呂環境を整えました。

お風呂は「毎日入る場所」だからこそ、安全性・快適性・あたたかさ はとても大切です。
もし今、「寒い」「怖い」「使いにくい」と感じていたら、お気軽にご相談ください。
小さな不便をそのままにせず、一緒に暮らしやすい住まいづくりを考えていきましょう。

【お客様の声】

「段差がなくなって、とても安心して入れるようになりました。
手すりの位置も相談しながら決めていただいたので、介助がしやすく本当に助かります。
冬でもお風呂が冷たくなくなり、母が“お風呂に入るのが楽しみ”と言ってくれるようになりました」

【地域コラム：茅野市 × 温泉文化】

茅野市は「温泉習慣」が根付く地域で、昔ながらの銭湯や立ち寄り温泉が多く残っています。
特に蓼科や白樺湖周辺では、湯治を目的に訪れる方も多く「身体を温める習慣」は暮らしの中に自然と馴染んでいます。

“家のお風呂も、温泉のようにあたたかく心地よい空間にしたい”
その思いは茅野市でのリフォーム相談でよくお聞きするものです。

お問い合わせはコチラ

📩 メールで相談する → 「お問い合わせフォーム」
💬 LINEで写真を送って見積もり依頼 → 「友だち追加はこちら」
📞 お電話で相談 → 受付スタッフが丁寧にお伺いします

小さなご質問だけでも大歓迎です。
「まずは話だけ聞いてみたい」でも大丈夫ですよ☺️

✉お問合せ・ご相談はこちらをclick♪

\\LINEからもお問合せいただけます//

　同じ茅野市で行ったお風呂リフォームの施工事例　　　　　　　　　　　

①【茅野市ユニットバスからユニットバスへ入れ替え：タカラスタンダードグランスパ施工費込み140万円】はコチラ＞＞＞

②【茅野市お風呂改修工事｜釜炊きタイル風呂からユニットバスへ暖かさ重視のリフォーム】はコチラ＞＞＞

③【茅野市お風呂リフォーム｜寒かったお風呂を温かいユニットバスへ給湯器も交換】はコチラ＞＞＞