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 まずはトイレに繋がる給水管の不凍栓を閉じますが・・・ 
今回のお宅では、その不凍栓がどこにあるのか見当たりませんでした。 
  
時々こうしたことがあるのですが、 
どこかに設置されているのかもしれませんが、 
何かの下に隠れていたり、全く離れた所に不凍栓があったりなど、 
いくら探しても見つからない場合がございます。 
  
この水を止める作業が出来ないとトイレ交換はできませんので、 
そうした場合、一旦、水道の大元を閉じさせて頂きます。 
  
この場合、しばらく水道が使えませんので、 
一声かけさせて頂きますが、トイレを外し終わるまで(約30分) 
水道が使用できなくなることをご了承くださいませ。 
  
 
  
どうにかして 
給水が止まったら、便器内と貯水タンク内の水を全てスポイトで抜き取ります。 
  
トイレ内の水がなくなったら、 
貯水タンクや便座、便器などを 
廊下に便器からの水が垂れない様に袋に包み、 
屋外へと搬出いたします。 
  
 
  
|  2.壁の下地作りとクロス貼り、床のクッションフロア貼替 | 
 
 
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既存のトイレを取り外したら、 
次はいよいよ床と壁を貼替ます。 
  
スクレーパーという器具を使用して、 
どんどん剥がしていきます。 
  
この時気を付けなければならないことは、 
中途半端にクロスやCFを剥がし、薄い紙が残ってしまわない様にすることです。 
  
この薄い紙は既存のクロスなどの裏側の紙で、 
その薄さは反対側が透けるほどのものですが、 
それを残してクロスを貼ると、そこを起点にクロスが浮いてしまい、 
はがれやすくなったりしてしまいます。 
  
また、凸凹感が残ったりするのは、こうした剥がし忘れがある事で 
発生します。 
  
綺麗に貼替をするためにも、 
残さず念を入れてはがします。 
  
壁面が平らになったら、クロスを張り付け、 
壁とクロスの間に空気が残らない様にローラーで仕上げをしたら完成です。 
 
床のクッションフロアは、 
最初に既存のものを全てはぎとります。 
この際剥ぎ残しがあると、きれいに仕上がらないので気をつけましょう。 
  
全て剥ぎ終わったら、床全体に専用の接着剤を塗り綺麗にクッションフロアを貼り、 
壁の際と同様に、空気が残らない様に仕上げて完成です。 
  
 
  
|  3.新規トイレの取付 / カウンター設置 / 動作確認 | 
 
 
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壁と床がきれいに張り替え終わったら、 
遂にトイレとカウンターの設置です。 
  
最初に既存の汚水管を取り外し、新しいトイレ用の汚水管を取り付けます。 
この際に、汚水管の位置に注意です。 
背面の壁からの距離、両脇の壁からの並行性、 
これらが誤っていたり、ずれていると、 
トイレ全体の仕上がりに影響してきます。 
  
トイレが少し斜めに設置されてしまったり、最悪、トイレが取り付けられない、 
なんてこともあったりしますので、細かに測量/微調整を行います。 
  
汚水管の設置が出来たら、 
便器をかぶせるように取り付けます。 
  
 
  
次はカウンターの設置です。 
今回のトイレは排水管が一般的な位置より前面に設置されていました。 
一般的には、背後の壁から20cmのところ、 
今回は壁から40cmも前に出ていたのです。 
  
こうした場合、通常使用のカウンターを設置しても 
ロール紙の位置などがトイレの真横にきてしまうため、使い勝手が悪くなります。 
  
そこで、一般サイズより10cm長い製品を用意いたしました。 
  
同封されている方が見に沿って順次取り付けていきます。 
最後にリモコンの設置を行い、 
  
アラウーノの肝いり機能『泡洗浄』の元となる中性洗剤を注入し、 
試運転を行い完成です! 
  
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