イトウ住建の耐震補強施工実績

上伊那郡辰野町|耐震診断0.68から1.02へ1階・2階を部分補強した耐震補強工事の実例

before

辰野町耐震工事

after

辰野町耐震工事
工事のきっかけ
耐震性が心配だったのでまずは辰野町の耐震診断を受けた
施工内容
耐震補強工事
施工期間
1週間
使用材料
耐震壁 ダイケン カベ大将
工事費用
1,700,000円

工事の流れをスライドショーにまとめました

 

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地震に不安を感じたら

「この家、地震が来ても大丈夫でしょうか。」
今回ご相談いただいたのは、上伊那郡辰野町にお住まいのお客様からの、そんな率直なお声でした。
辰野町の耐震診断を受けた結果、耐震評点は0.68。
これは「倒壊する可能性が高い」と判断される数値です。

ただし、建物全体を大規模に改修しなくても、弱点となっている箇所を的確に補強することで、耐震性を大きく改善できるケースもあります。
今回の工事では、1階の大きな開口部と、2階和室の壁を重点的に補強。
耐震工事後の想定評点は1.02となり、「一応倒壊しない」レベルまで引き上げる計画としました。

専門的で難しく感じられがちな耐震工事ですが、実際の工事内容や考え方を、専門スタッフ目線でわかりやすくお伝えしていきます。

工事のきっかけ:耐震診断の結果を受けて

お客様が耐震工事を検討されたきっかけは、辰野町が実施している耐震診断でした。
診断の結果、建物全体の耐震評点は0.68。
特に指摘されたのが、1階の広縁にある2間(約3.6m)の掃き出し窓です。
大きな開口部は採光や使い勝手の面では優れていますが、構造的には耐力壁(たいりょくへき)が不足しやすい弱点になります。

また、2階の和室についても、壁量が少なく、地震時の揺れに対して不安が残る状態でした。
「全部を直す必要はありますか。」
「住みながら工事はできますか。」
そんなご不安を一つひとつ整理しながら、今回は必要な場所だけを補強する部分耐震工事をご提案しました。

辰野町の耐震補助金を活用できる点も後押しとなり、現実的な工事内容と費用感で、安心につながる耐震補強工事がスタートしました。

工事の概要・耐震診断結果

こちらが今回の耐震補強工事の全体像です。
辰野町の耐震診断で算出された初期耐震評点は0.68。
これは「倒壊する可能性が高い」と判定される数値で、早めの対策が望まれる状態でした。

図面を見ると、特に弱点となっていたのが【A】1階広縁の2間(約3,640mm)の掃き出し窓。
もう一か所が【B】2階和室の壁です。
今回は建物全体を一律に補強するのではなく、この2点に絞って耐震補強を行う計画としました。

工事後の想定耐震評点は1.02。
「一応倒壊しない」基準をクリアする現実的な耐震計画です。

大きな開口部の解体:1階2間間口の解体

まず着手したのが、1階広縁の大きな掃き出し窓部分です。
2間分の開口は、明るく開放的な反面、地震時には建物が横方向に変形しやすい弱点になります。

今回は、この開口をすべて塞ぐのではなく、
「半分を耐震壁、半分を断熱サッシ」とする設計です。
生活の快適性と耐震性、その両立を目指した工事になります。

既存の壁材や下地を丁寧に解体し、構造材の状態を確認しながら次の工程へ進みます。

耐震壁の下地づくり:耐震壁の下地造作

解体後は、耐震壁を設置するための下地造作(したじぞうさく)を行います。
柱や梁(はり)の位置を確認しながら、耐震壁が正しく力を受け止められるよう、下地を組み上げていきます。

この下地が歪んでいたり、固定が甘いと、耐震壁本来の性能が発揮されません。
見えなくなる部分だからこそ、職人の経験と精度が求められる工程です。

断熱性能もしっかり確保:断熱材(グラスウール)

耐震補強と同時に、断熱性能の向上も図っています。
耐震壁の内部には、グラスウール断熱材を充填しました。

耐震工事というと「強くする」ことだけに目が行きがちですが、
壁を新しくするタイミングは、断熱性能を見直す絶好の機会でもあります。
冬の寒さが厳しい辰野町では、こうした配慮が住み心地に直結します。

高強度の耐震壁を設置:耐震壁(ダイケン カベ大将)張り

今回採用した耐震壁は、ダイケンの**「カベ大将 大壁910タイプ(GMW821)」**です。
この製品は、一般的な構造用合板よりも高い耐力を持ち、
限られたスペースでも効率よく耐震性能を高められるのが特徴です。

コーナー部分には**入隅(いりすみ)キット(GMW911)**を使用し、
地震時の力が一点に集中しないよう工夫しています。

「一番弱いところに、強い耐震壁を入れる」。
今回の耐震補強の考え方を、まさに形にした工程です。

仕上げに向けた下地:仕上げクロス用の下地ベニヤ張り

耐震壁の上から、クロス仕上げ用の下地ベニヤを張っていきます。
この工程により、室内側は通常の壁と変わらない見た目になります。

耐震補強をしたからといって、
「いかにも工事した壁」になるわけではありません。
普段の暮らしに自然になじむよう、仕上がりにも配慮しています。

外壁側も一旦きれいに:外壁側はいったん白い金属サイディングを張り

室内側で耐震壁を設置した後、外壁側も一旦、白い金属サイディングで仕上げます。
構造をしっかり守りながら、雨風の影響を受けないようにするための工程です。

このあと、既存外壁と色を合わせた仕上げ塗装を行い、
外観としても違和感のない状態に整えていきます。

外壁も自然に仕上げ:既存の壁と色合わせで塗装した金属サイディング

一旦張った白い金属サイディングの上から、既存外壁の色味に合わせて塗装を行いました。
耐震補強というと、外観が大きく変わるイメージを持たれがちですが、今回は「直したことがわからない仕上がり」を意識しています。

構造的な強さだけでなく、見た目の違和感を残さないことも、住み続ける家ではとても大切です。
外壁は断熱性も確保され、機能面と意匠面の両立ができました。

2階の弱点を確認:耐震壁にする2階和室の壁

続いて、2階和室の耐震補強に入ります。
この壁は耐震診断で、壁量不足を指摘された箇所のひとつです。

2階は1階に比べて軽視されがちですが、
建物全体のバランスを考えると、上下階の耐震性を揃えることが重要になります。
今回は、この和室の壁一面を耐震壁として補強します。

壁の内部を確認:壁解体

既存の壁を解体し、柱や下地の状態を確認します。
長年住まわれてきた住宅では、見えない部分に施工当時の特徴や癖が残っていることもあります。

そのため、解体しながら状態を確認し、
必要に応じて補強方法を微調整できるよう、慎重に進めていきます。

構造をしっかり補強:筋交いに補強金具取付

壁の内部では、筋交い(すじかい)に耐震金具を取り付けます。
今回使用したのは、耐震金具「いろはに」の**「い」**です。

柱の頭(かしら)と脚(あし)を金具でしっかり固定することで、
地震時に柱が抜けたり、ずれたりするのを防ぎます。
こうした金具は目立たない存在ですが、耐震性能を支える重要な役割を担っています。

断熱も同時に強化:断熱材(グラスウール)

2階和室の耐震壁にも、1階と同様にグラスウール断熱材を入れました。
耐震工事のために壁を開ける機会は、断熱性能を高めるチャンスでもあります。

冬の冷え込みが厳しい辰野町では、
断熱の有無が体感温度に大きく影響します。
構造だけでなく、暮らしやすさにも配慮した工事です。

高耐力の耐震壁を施工:耐震壁(ダイケン カベ大将)張り

2階和室にも、1階と同じくダイケンの**カベ大将 大壁910タイプ(GMW821)**を施工しました。
耐力の高い耐震壁を使うことで、
限られた壁面でも効率よく耐震評点を引き上げることができます。

「弱いところを、確実に強くする」。
部分耐震補強ならではの考え方が、ここでも活かされています。

仕上げ前の下準備:クロス用下地ベニヤ張り

耐震壁の上から、クロス仕上げ用の下地ベニヤを張ります。
これにより、補強した壁も通常の内装と変わらない仕上がりになります。

和室という空間の雰囲気を壊さないよう、
下地の精度にも細かく気を配りながら作業を進めました。

耐震補強工事 完了:仕上げ 完工

すべての工程が完了し、耐震補強工事は無事に完工しました。
工事後の想定耐震評点は1.02。
初期診断の0.68から、大きく耐震性能が向上しています。

生活動線や見た目を大きく変えることなく、
「安心できる家」に近づけることができた耐震補強工事となりました。

部分補強で安心へ: まとめ

今回の上伊那郡辰野町での耐震補強工事は、建物全体を大きく改修するのではなく、
「耐震診断で弱点と判定された箇所」に的を絞った部分耐震工事でした。

初期の耐震評点は0.68。
倒壊の可能性が高いと判定される数値でしたが、
1階の大きな開口部と2階和室の壁を重点的に補強することで、
想定耐震評点は1.02まで向上しています。

耐震工事は、ただ壁を増やせば良いというものではありません。
費用と補強効果のバランスを考え、
「一番弱いところを、最も効率よく強くする」。
その考え方が、今回の工事の大きなポイントでした。

工事後のお気持ち: お客様の声

正直なところ、最初は耐震工事という言葉だけで不安がありました。
費用のことや、生活への影響がどれくらい出るのか、想像がつかなかったからです。

でも、診断結果をもとに、
「なぜここが弱いのか」
「なぜここを直せば良いのか」
を丁寧に説明してもらえたことで、納得して工事をお願いすることができました。

工事中も、思っていたより生活への影響は少なく、
仕上がりも、どこを直したのかわからないくらい自然です。
これで地震に対する不安がひとつ減り、安心して暮らせそうです。

数字と中身を大切に: 担当者コメント

今回の耐震工事は、辰野町の耐震診断結果がスタートでした。
初期診断の耐震評点は0.68。
辰野町では、0.7未満の場合、確実に耐震補助金の対象になります。

また、耐震補強後に評点1.0以上となる工事を行うと、
辰野町の補助金に加えて、長野県からの補助金が上乗せされます。
今回は、町から110万円、県から50万円、合計160万円の補助金が交付されました。

当社の工事金額は170万円。
補助金を活用することで、実質10万円のご負担で耐震工事を行うことができました。

耐震工事は、点数を上げれば良いというものではありません。
補強点数と補強費用、そのバランスがとても重要です。
一番弱いところに、強い耐震壁をつくる。
それが、費用対効果の面でも一番良い方法だと考えています。

辰野町で耐震を考える: 地域コラム

上伊那郡辰野町は、天竜川沿いに住宅地が広がる地域で、古くからの木造住宅も多く残っています。
そのため、耐震診断や耐震補助金制度が比較的手厚い自治体のひとつです。

ただし、耐震補助金の内容や条件は、市町村や年度によって異なる点には注意が必要です。
「うちは対象になるのか。」
「どこまで工事すれば良いのか。」
こうした疑問は、診断結果と建物の状況によって答えが変わります。

辰野町で長く安心して暮らすためにも、まずは現状を知ることが、耐震対策の第一歩になります。

外壁側も一旦きれいに:外壁側はいったん白い金属サイディングを張り

地震への不安を、後回しにしていませんか。
耐震工事は、大掛かりな工事だけが選択肢ではありません。

イトウ住建では、耐震診断結果をもとに、
「必要なところだけを、無理のない形で補強する」ご提案を行っています。

辰野町で耐震工事や補助金について気になっている方は、まずはお気軽にご相談ください。
現地調査・ご相談は無料です。

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