| 本日は塩尻市広丘に
キッチン換気扇交換に伺いました。
ご依頼頂きましたキッチン換気扇は、
設置から20数年使用しており、それまでの間一度も掃除をしたことがないとの
ことでした。
この20余年の間に溜まった油とほこりの汚れは、
キッチン全体を汚すだけでなく、
排気の要となるダンパーが汚れで動かなくなる状態となりました。
このダンパーが動かなければ
屋内の排気機能が著しく低下し、澱んだ空気が滞留し続けることとなります。
お住まいの皆様のご健康にも繋がる
大切な施工です。
急ぎ交換の手配を進めました。
換気には次の3つの種類があります。
| １．第1種換気方式 |
給気・排気を機械により自動で行う |
| ２．第2種換気方式 |
給気を機械による自動方式、排気を自然排気 |
| ３．第3種換気方式 |
給気を自然吸気、排気を機械による自動方式 |
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この中で最も優れているのは第1種換気方式で、
計画的に給排気ができ、また室内の気圧が外気とほぼ変わらない状態に保てるという
メリットがあります。
しかし、給排気口共に機械を取り付ける必要があるので、
相応の費用は必要です。
それに対し昔から一般的に普及しているのは第3種換気方式になります。
今回ご依頼頂いた換気扇もこの第3種換気方式でした。
この第3種換気方式の場合、
多くは排気口の部分に『ダンパー』と呼ばれる
外気をシャットアウトする羽が付いています。
このダンパーは内側から煙や気流の変化などなにかしらの要因による
有圧によって外側に向かって開かれます。
そしてこの有圧がおさまれば、それに合わせてまた羽が閉じる仕組みとなっています。
今回は20数年掃除をされなかったことで、
このダンパーの稼働もファン自体も油汚れで固着して動かなくなってしまったことが、
故障の原因と考えられます。
まず、外の換気扇のカバーを外します。
換気扇を止めているコーキングを切り取り外す下準備を行います。
次にキッチン側の換気扇カバーを取り外します。
当然その中も油で汚れてしまっておりますので、
本体を取り外した際にキッチンに油汚れが落ちないよう、
拭き上げながら降ろします。
カバーを外し中身が見えたら、
換気扇を固定しているビスを外し、ファンとその本体を撤去します。
新しい換気扇の設置をする前に
その設置面の油汚れも可能な範囲で拭きとります。
新しい換気扇をビスで固定したら、配線を接続します。
新しい換気扇を固定したら、外側からコーキングで隙間を埋めて、
丸カバーを設置します。
この丸カバーの開口部にはメッシュをはめ込み、虫が入ることを予防します。
このメッシュの網目が細かければ細かいほど、
汚れも溜まりやすくはなりますが、虫がはいってくることを予防するためには必要です。
過去には、メッシュがないために換気扇カバー内にハチの巣が出来てしまい、
排気口を通って室内に八が入ってきたなどということもあった様です。
丸カバーのメッシュに汚れが溜まるには10数年～20年ほどかかると言われますので、
定期的に見てあげるのがよいでしょう。
最後に試運転を行い、換気扇がしっかりと稼働することを確認出来たら、
お客様へのお引渡しです。
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