玄関から前面道路まで傾斜している所へガレージとカーポート、スロープを設置します。

スロープとカーポートの下は家の基礎の高さから前面道路へとつなげていきますが、ガレージの中は最低限の勾配にしてほぼ平らで作っていきますので、それぞれ仕上がりの高さを決めて掘っていきます。

現状と比較して、仕上がりが低くなる場合、土がこぼれて来ない対策をしなければいけません。
今回は駐車場スペースの周りに土留めの擁壁を設置する事にしました。

先ずは土留め擁壁のベース基礎をしっかり打っていきます。

ベースの上に型枠を組み、擁壁を打っていきます。

傾斜地で低い方（今回は前面道路）に合わせて平らな面を取ろうとすると掘り下げる作業がが必要となります。
ここをしっかり作っておかないと、あとで土が崩れこんで大変な事になります。

型枠を外すとしっかりした擁壁が出てきます。
横の砂利駐車場としっかり区切ることで土間コンクリートエリアをキレイなまま使うことが出来ます

また、土圧にもしっかり耐えることが出来ます。

まずはスロープです。
スロープは、建物の裏にあるガスを交換するガス屋さんもガスタンクを引っ張って出入りしやすいように設置しました。

次にガレージの中に当たる土間コンクリートを打っていきます。

ここは雨が入りませんので、出来る限り平らに高さを取っていきます。

土間コンクリートには強度を出すため、鉄筋を入れてあります。

ここへコンクリートを流し込んでいきます。

しっかりコンクリートを敷きならした後、表面を整えていきます。

このあと、金コテでさらに仕上げていきます。

完成です。

左のスロープと比べて仕上がり面が低く、平らになっているのが分かります。
さらに水を撒いて、ゆっくり硬化させながら水が溜まる場所がないかどうか確認します。

こちらは横から見たところです。

玄関ポーチから前面道路へとつなげていきます。
ここは人の出入りが日常的にあるエリアですので、ガレージの中とは違う刷毛引き仕上げとしました。

スロープ
ガレージ
カーポート

それぞれのエリアの土間コンクリートが打ち終わりました。
こうしてみてみると、それぞれ高さが違っているのがよく分かります。

間口3790×奥行5575×高さ2360
1台収納用　積雪タイプ

車庫としても倉庫としても使用できるスタンダードなガレージ
優良住宅部品として厳しい試験に合格した信頼のBL認定品です

枠を設置していきます。

ガレージには「布基礎」と呼ばれる立ち上がりのある基礎が必要です。
そこへ枠材を設置していきます。

屋根が乗りました。

今回お選び頂きました積雪タイプは、積雪高さ150ｃｍ以下対応となっています。

壁を設置していきます。

今回はオプションとして

・壁面扉
・通気パネル
・フード付き換気扇より付け用パネル

を設置しました。
横の開口部が壁面扉となります。

シャッターを設置していきます。

シャッターは横から差し込む工法となりますので、狭小地では設置が難しい場合があります。
現地を見て判断させて頂きますのでご相談ください。

ガレージと言えば前面シャッターですが、人だけ出入りしたい時に意外と手間だと感じる方も多いかと思います。
そんな場合、今回オプションで付けて頂いた壁面扉をお選び頂くとさらに使い勝手が良くなります。

こちらの扉にも鍵が付属しており、盗難対策もバッチリです。

また、今回は「リビングから、扉をあけて愛車を眺めたい」というご希望もありました。

2つ設置した扉を全開にしていただくと、結構な広さの開口部となり、中の様子がよく見えます。

開口部が広いことでシャッターも合わせて全開にすると、庫内がだいぶ明るくなります。

夏の暑い時期も風が通るので快適に過ごすことが出来そうです。

シャッターを下ろして動作確認をして完成です。

シャッター錠前には、防犯性の高いディンプルキーが採用されています。
安心してご利用いただけます。

最後に手前のコンクリートを打設します。

間口3704×奥行5960×高さ2500
1台用　耐積雪100㎝

住む場所の環境によって、耐風圧や耐積雪量を選べる折半屋根カーポート
色のバリエーションも豊富で、様々な建物になじみます

カーポートの柱と枠を設置していきます。

今回は玄関前の設置でしたので、思い切って前面道路から玄関ギリギリまでカバーできるように少し長めの奥行で設定しました。

ガレージとの距離も出来るだけ狭くなるように設定。
雨や雪の日でもガレージまで濡れずに移動出来るようにしました。

カーポートの下のコンクリートは勾配がついているため、カーポートの柱は前の2本をロング柱を使用。
屋根の高さが玄関から出たときに圧迫感のないよう調整しました。